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円満の五ヶ条
譲る側の「これから」をまず確実にしよう
- 「資産承継」対策の後も、譲る親の側の人生は続きます。
まずは、自分自身の「これからの」人生の「航海図」をしっかり描きましょう。 - そのための、財産的基盤をしっかり確保すると同時に、体力や判断力が落ちた時の
身上監護の対策を行い、自立した余生が送れる「装備」を準備しましょう。 - 「航海図」と「装備」による自立力により、自信をもってリーダーシップがとれるのです。
- 安全な航海は、円満があってこそという価値観を家族と共有しましょう。
生前の「合意」こそもめない基本
- 自分の意思を伝え、家族どうしの合意をつくることが大切です。
『自分が元気なうちは波風立てず』の弱気が、残された家族を混乱させます。 - 親の介護・後見の負担は、遺産争いの温床。老後の生活を託す家族には、
「感謝」の気持ちをもって遺産配分を多くするのがフェアです。
他の家族も含めて生前合意をリードしましょう。 - 譲る側の、意思を全員にはっきりと知らせ、不透明な部分を作らないことが
相続人の間の「疑心暗鬼」を取り除き、「感謝」と「譲る」心の余裕を生み出します。
共有は「争族」のもと回避すべし
- 自分の意思を実現・実行できてこそ、真の財産。「共有」はそれぞれの思惑の違いから
合意形成を遅らせ、せっかくの財産を、争いの種の「罪産」にします。 - 権利者の数が多くなると意思疎通が難しく、共有財産への問題解決力が落ち、
結果として財産の価値を下げることにつながります。 - 分割が難しい不動産が相続財産の中心ならば、
相続人が換価分割や代償分割を行えるよう、生前から対策しておくことが肝心です。
「点」から「線」の資産承継
- 贈与や相続が終わった時点で、家族関係が終わるわけではありません。
- 生前贈与や相続により財産を一括で渡す「点」の資産承継ではなく、取り巻く経済状況・
家族関係に対応可能な、「線」のような段階的かつ変更可能な資産承継が理想的です。 - 「思い」=「志」が必ず反映できる保証はありません。自分が判断能力を失った時や、
死亡した後の遺された家族の人間関係などに、想像力を働かせて資産承継のシナリオを描きましょう。
「できること」からすぐ始めよう
- 資産承継は人生一度のドラマだからといって、難しく考える必要はありません。
まずは「できることから」始めましょう。 - 怖いのは、「タイムアウト」のリスクです。認知症発症後や後見発動後には、
積極的な資産承継対策はできません。元気な今のうちに手を打つのがポイントです。 - 節税を求めすぎると承継方法に無理がでて、相続人の不平の種をまくことになりかねません。
しかも、それが表面化するのは自分の死亡後です。やりすぎは禁物です。